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2014/08/14

敗北を抱きしめた人たち

明日は69回目の敗戦の日。おじさんが「終戦」と言わないのは、戦争に敗れた事実と意味を考えようとしない人が多いからだよ。空襲・原爆・戦死・戦病死・餓死・虐待死、エトセトラエトセトラ。15日はみんなで考えてみよう。
戦争に負けて国民が得たものもあります。1970年8月15日の読売新聞に「私の戦後25年 これからの10年」という記事が載りました。有名人に戦後25年を短く語ってもらう企画です。その中に「この年月を通じて、もっともよかったことは何ですか」という設問がありました。数人のコメントを引きます。
画家・岡本太郎氏「よかったものとか、心残りなものとか、実際に戦ってきたものには愚問だ。人間は、ばかばかしいことも、すばらしいことも、全部引き受けねばならんのだ」
この人はすべてを超越しています。かつ、戦時を生きた人間だからこそ言葉に重みがあります。
自民党幹事長・田中角栄さん「こどもが自由かっ達に育ち、婦人がミニ・スカートでかっ歩できるなど、いじけた姿がなくなったこと」
これは高度成長による経済繁栄のおかげですね。朝鮮戦争で大転換した米国の占領政策と、国民の死に物狂いの努力が生み出した奇跡です。軍備に無駄金使わずに済んだのも大きい。アメリカ様におかれましては、今後とも日本国土の防衛に真摯にお取り組みいただき、自衛隊員を含む日本国民が戦争で犬死にすることなきようご尽力願います。
女優・杉村春子さん「日本が戦争を放棄したこと。あれだけ大きな犠牲を払って獲得したものですから、絶対守っていかなくてはならないと思います」
杉村春子はトップクラスの名女優でした。文化勲章の受章を断る気骨もあった。いま演劇人たちは、杉村春子の愛した戦争放棄の墨守のために何かしているのですか?反戦反戦の衰退した左翼劇で客を呼べる時代じゃないのです。
創価学会会長・池田大作さん「民主主義と平和を基本精神とする憲法が制定され、なんとか改悪されないで、今日まで来たこと。憲法について、種々の議論はあるが、憲法のもつ崇高な精神、理想をいかに具現していくかは今後の課題であろう」
 池田先生、憲法は虫の息ですよ。与党は「仏敵」だらけです。公明党とかいうのもタチが悪い。脱会させますか?野党はといえばこちらも腰抜けぞろい。少し折伏してやって下さい。民主主義と平和の精神を邪険にする国会議員は皆地獄に落として、もとい選挙で落としてしまわないといけません。